平成29年5月14日(日)
学会からのお申込と合せて先着での受付となりますことをご了承ください。
このワークショップは高齢者薬物治療認定薬剤師制度の認定要件となるワークショップです。
薬物治療の評価から処方設計に必要となる総合的な能力を獲得するため、
日本アプライド・セラピューティクス学会との共催により、
「科学的・合理的に薬物治療を実践するためのワークショップ:症例解析ワークショップ」を認定制度のワークショップとして開催する運びとなりました。
このワークショップでは、患者の背景情報(主観的、客観的情報)を系統的に収集・評価し、ガイドラインなどの科学的根拠をもとに非薬物治療、薬物治療の妥当性を検討の上、薬物治療を提案できる能力を養います。
高齢化により増大する医療費の適正化が検討される中、高齢者に処方された薬剤に起因する有害事象が問題として取り上げられることが多くなりました。
原因は様々ですが、生理機能の低下する高齢者では、副作用や多剤併用による予期せぬ相互作用なども起こり易くなります。
当機構が主催する高齢者薬物治療認定薬剤師制度における研修プログラムでは、不適切処方に対して処方の再設計を検討・提案できる高い臨床能力を持つ薬剤師の育成を目指し、薬剤の特性に加え、病態や個々の患者の状況、社会的要因や治療を受ける上での希望など、あらゆる情報を収集・評価する訓練を行ってまいります。
薬学的管理が問われる今、処方の妥当性を評価・検討の上、代替案を提案できる薬剤師の本質的な職能の向上は、全ての薬剤師にとって喫緊の課題と考えております。
そのため、私たち薬剤師は医療者であると同時に薬学を学んだ科学者である事を忘れず、収集した情報を科学的根拠に基づき評価する能力を維持・向上することに努めなければなりません。
そして確実にその能力を獲得できる学びの場を提供すべく検討を重ねた結果、安心、安全かつ良質な薬物治療を提供するために、薬物治療に関して、評価、研究、普及、教育などの活動を行う日本アプライド・セラピューティクス学会が主催する「科学的・合理的に薬物治療を実践するためのワークショップ」との共催に至りました。
当機構が指針とする、「学んだ薬剤師自身が価値ある変化が得られたと実感できる効果的なプログラム。5〜6年後の将来像を見据えて、必要な知識・技能を身につけ、自ら成長できるプログラム。」を実現するこのワークショップを、より多くの薬剤師の皆様にお届けしたいと考えております。
また、学習者が戸惑うことなくワークショップでの学びを深めていけるよう、当機構が提供するe-ラーニング「Mobile Seminar」に、日本アプライド・セラピューティクス学会の講師陣によるコンテンツ「薬剤師の視点で薬物治療を評価・判断・提案する」シリーズを用意しております。このシリーズは事前学習だけでなく、ワークショップ参加後の復習にも活用できるものとして構成されておりますことから、併せて受講することをお勧めしております。
「薬剤師の視点で薬物治療を評価・判断・提案する」-基礎編-
1)臨床薬物動態Ⅰ・Ⅱ 講師:緒方宏泰先生(日本アプライド・セラピューティクス学会会長)
2)臨床検査値の読み方 講師:三原潔先生(武蔵野大学薬学部)
3)症例解析入門I(概論) 講師:川名純一(明治薬科大学)
4)症例解析入門II(症例検討) 講師:花井雄貴先生(東邦大学大森病院)
5)文献評価入門 講師:小川竜一先生(明治薬科大学)
「薬剤師の視点で薬物治療を評価・判断・提案する」-実践編-
1)糖尿病概論 講師:佐村優先生(横浜総合病院)
2)てんかん概論 講師:金井紀仁先生(新座病院)
学会と当機構の両方からお申し込みが出来ますが、WS-Ⅳとして共催となるのは2日目のみとなりますことから、
当機構からお申込みの方は1日目が免除となっておりますことから、必ずMobile Seminarのアプライドセラピューティクス学会シリーズ(準備中)を受講して頂くことになっております。
ただし、Mobile Seminarの受講を終了しても、1日目から参加いただく方が絶対に勉強になりますので、出来るだけご参加をお願いもうしあげます。
(学会から参加される方は全員1日目から参加され、2日目のグループワークのための知識を学びます。)
学会からは事前課題の送付もございますが、こちらからお申し込みの場合は、ご質問・ご相談等について当機構がバックアップさせて頂きますのでご安心下さい。
日本アプライドセラピューティクス学会HP ワークショップ案内ページ
http://www.applied-therapeutics.org/page04.html
詳細については、当機構のHPも併せてご覧ください。
https://pfpd.or.jp/pharmacist/20170514ws4/
Mobile Seminarについては、当機構ホームページから、もしくは、東邦薬品が提供するENIF Club 薬剤師Webセミナー(外部サイト)からご受講下さい。
同日開催される文献評価コースにもご参加が可能です。
症例解析コース同様、1日目の参加が無理な方は、Mobile Seminarでの事前学習をして頂く事で参加が可能になります。
是非、ご検討下さい。
このサイトからお申し込みの出来ない方は、お申込みフォームでの申し込みも受け付けております!