薬剤師に求められる倫理観

一般目標
患者・生活者本位の視点に立ち、生命の尊厳と薬剤師の社会的使命を認識するために、医療人としての倫理観と責任感を修得する。
レベル 到達目標
レベル1

生命の尊厳について説明できる。

医療倫理に関する規範(ジュネーブ宣言等)について説明できる。

薬剤師が遵守すべき倫理規範(薬剤師綱領、薬剤師倫理規定等)について説明できる。

患者の基本的権利の内容(リスボン宣言等)について説明できる。

インフォームドコンセントの定義と必要性を説明できる。

レベル2

医療に関わる倫理的問題の概略と問題点を説明できる。

相手の心理状態とその変化に配慮し、適切に対応できる。

不自由な患者の気持ちに寄り添い、適切に対応できる。

レベル3

医療の進歩に伴う倫理的問題について説明できる。

死に関わる倫理的問題(安楽死、尊厳死、脳死など)について討議できる。

レベル Mobile Seminar 対応
レベル1

準備中

レベル2

薬局実務シリーズ(ろう者が薬局に来局したとき①~④)

レベル3

準備中

医薬品の適正使用

医薬品情報
一般目標
患者・生活者本位の視点に立ち、その利益を最大限に守るために、医薬品情報収集の手段を整備し、信頼性の高い情報の収集・加工・活用の方法を修得する。
レベル 到達目標
レベル1

添付文書、インタビューフォームなどから必要な情報を適切に収集し、活用することができる。

レベル2

患者やスタッフの求めに応じ、医薬品情報を適切に説明できる。

薬物治療に必要となる様々な情報を収集し、他職種と共有し活用できる。

レベル3

医薬品情報の信頼性やエビデンスレベルを検証し、目的に応じた適切な取捨選択ができる。

英語論文を活用できる。

レベル Mobile Seminar 対応
レベル1

医薬品情報シリーズ(医薬品の収集①~③、構造式が描き出す医薬品分子の世界① ~④)

レベル2

医薬品情報シリーズ(医薬品の収集①~③、構造式が描き出す医薬品分子の世界①~④)

薬局実務シリーズ(患者とのリスク・ベネフィットコミュニケーション-患者向け医薬品情報のあり方①~④)

レベル3

医薬品情報シリーズ(医薬品の収集④、論文検索①~④)EBMシリーズ(論文検索の方法①~④)

薬学基礎シリーズ(訳さず読もう英論文①~⑧)

病態・薬物治療
一般目標
患者・生活者の視点に立ち、その利益を最大限に守るために、薬学的管理に必要な医薬品情報の収集と活用、薬歴の適切な記載、薬物治療の実践方法を修得する。
レベル 到達目標
レベル1

コミュニケーションの基本に基づき、患者から薬物治療に係る基本的な情報を収集し、薬物治療に係る基本情報を患者に提供できる。

代表的な疾患の治療薬について、作用機序、副作用、相互作用を理解し、患者に分かりやすい言葉で説明できる。

代表的な疾患の病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。

添付文書などの基本的な情報源から薬物治療に必要な情報を適切に収集し、活用できる。

指導内容をSOAPで記載できる。

レベル2

患者や医療スタッフの求めに応じ、適切な医薬品情報を提供できる。

薬物治療に必要となる様々な情報を収集し、他職種と共有し活用できる。

代表的な疾患に関して、処方内容が適切かどうか、エビデンスに基づいて評価できる。

副作用および相互作用の回避策を列挙できる。

薬歴に問題点に対する適切なアセスメントを記載できる。

レベル3

医療情報の信頼性やエビデンスレベルを検証し、目的に応じた適切な取捨選択が行える。

薬物治療を客観的に評価、判断し、必要に応じて医師に提案を行う事ができる。

相互作用と副作用の観点から、未知(未経験)の症例に対する最善策を提案できる。

腎疾患・腎機能低下時、肝疾患・肝機能低下時の薬物治療を適切に評価し、提案ができる。

高齢者、妊婦・授乳婦、小児の薬物治療を適切に評価し、提案ができる。

レベル Mobile Seminar 対応
レベル1

コミュニケーションシリーズ(薬剤師に必要な『傾聴』①~⑥、SST(認知行動療法)①~⑤)

臨床シリーズ(心不全の薬物治療①~④、糖尿病①~⑥)

処方解析シリーズ(高血圧処方箋①~④、糖尿病処方箋①~⑤)

ガイドラインシリーズ(喘息予防・管理ガイドライン2015①~⑦)

がん治療シリーズ(がん薬物療法の基本①~⑥)

薬局実務シリーズ(SOAP基本編①~⑤、吸入療法概論、吸入指導総論①②、吸入指導各論①~③、皮膚外用剤を学ぶ①~③、皮膚外用剤を使う(混合の注意点)①~③、皮膚外用剤を使う(服薬説明)、経皮吸収型製剤の適正使用①~⑤、薬剤師のための精神疾患と薬物療法①~⑥)

薬学基礎シリーズ(薬物相互作用①~⑥、副作用概論①~④、外用療法の基礎、ステロイド外用薬_アトピー性皮膚炎での使用法、保湿外用薬、乾癬治療外用薬、ヘルペスウイルス感染症_真菌感染症_治療薬について)

漢方シリーズ(今さら聞けない生薬・漢方薬①~⑥)

レベル2

臨床シリーズ(心不全薬物管理アドバンスト(応用編)①~⑥)

がん治療シリーズ(悪性リンパ腫①~⑥、胃がん①~⑥、肺がん①~⑥、肝臓がん①~③、膵臓がん①~③、乳がん①~⑥、大腸がん①~⑥)

抗がん剤の副作用対策シリーズ(口腔粘膜炎・味覚障害、高血圧・心機能障害、便秘・下痢、薬剤性肺障害、好中球減少症(発熱性好中球減少症含む)、貧血・血小板減少症、末梢神経障害、腎障害・蛋白尿、手足症候群(HFS)①②、皮膚障害①②、血管外漏出、肝機能障害、B型肝炎ウイルス再活性化、免疫関連有害事象①②)

薬局実務シリーズ(SOAP応用編①~⑤、基礎から学ぶがん治療①~⑥、抗がん剤の副作用対策:悪心・嘔吐①~⑥)

レベル3

医薬品情報シリーズ(医薬品の収集④、論文検索①~④)EBMシリーズ(論文検索の方法①~④)

薬学基礎シリーズ(訳さず読もう英論文①~⑧)

褥瘡シリーズ(褥瘡治療におけるFuruta_methodsの実践①~⑱)

<以下のシリーズは高齢者薬物治療認定薬剤師制度の認定講座です。>

基礎シリーズ(多剤併用による有害事象とビアーズ基準等の適用①~④、加齢による機能変化とサルコペニア・フレイル①~⑤、高齢者の生理機能と薬物動態①~④、高齢者によくみられる疾患・注意点①~④)

治療薬シリーズ(高齢者における抗精神薬の使用について①~④、ベンゾジアゼピン系薬①~④、中枢神経系用薬(非がん性)①~④、NSAIDs①~④、オピオイド(がん性疼痛)①~⑥、皮膚科で用いる抗アレルギー薬①~③、下剤①~④、Proton_Pump_inhibitor①~④、抗うつ薬①~③)

副作用シリーズ(薬剤性腎障害①~④、排尿障害、うつ状態 、せん妄腎機能低下患者における薬物投与の考え方①~④、高齢者の転倒・骨折①②)

疾患シリーズ(慢性腎臓病①~③、感染症①~⑥、虚血性心疾患①~④、高血圧①~④、不整脈1①~④、心不全①~②、不整脈2①~④、精神疾患①~⑥、高齢者の糖尿病管理①~④、脂質異常症①~④)

薬物動態
一般目標
患者・生活者本位の視点に立ち、その利益を最大限に守るために、治療薬物モニタリング(TDM)の意義を理解し、薬物動態パラメータを活用した処方設計と薬学的管理の実践方法を修得する。
レベル 到達目標
レベル1

薬物速度論を説明できる。

レベル2

治療薬物モニタリング(TDM)の意義を説明し、TDMが有効な薬物を列挙できる。

レベル3

母集団薬物動態パラメーターを用いて、投与量の妥当性を評価し提案することができる。

薬物動態パラメータを用いて疾患ごとの薬物投与設計ができる。

レベル Mobile Seminar 対応
レベル1

薬剤師の視点で薬物治療を評価・判断・提案するシリーズ「基礎編」(臨床薬物動態入門Ⅰ①~⑦)

レベル2

薬剤師の視点で薬物治療を評価・判断・提案するシリーズ「基礎編」(臨床薬物動態入門Ⅱ①~⑪、症例解析のための検査値①~⑥、症例解析入門Ⅰ(概論①~⑨)、症例解析入門Ⅱ(症例解析①~⑧)、文献評価入門①~⑧)

レベル3

薬剤師の視点で薬物治療を評価・判断・提案するシリーズ「実践編」(2型糖尿病の概要①~⑨、てんかんの薬物治療①~⑧)

地域住民の健康増進

在宅医療・介護
一般目標
患者とその家族が持つナラティブに配慮し、医師をはじめとした多職種連携のなかで適切な薬物治療を実践する方法を修得する。
レベル 到達目標
レベル1

在宅医療・介護の目的、仕組み、支援の内容を具体的に説明できる。

在宅医療・介護を受ける患者の特徴と背景を説明できる。

レベル2

在宅医療・介護に関する薬剤師の管理業務(訪問薬剤管理指導業務、居宅療養管理指導業務)について説明できる。

レベル3

在宅患者の病状(症状、疾患と重症度、栄養状態等)とその変化、生活環境等の情報を収集し、他職種と連携し活動できる。

レベル Mobile Seminar 対応
レベル1

準備中

レベル2

薬局事務シリーズ(居宅療養管理指導の契約①②)

レベル3

在宅シリーズ(薬剤師が変える緩和医療①~⑦)

在宅シリーズ(医師から学ぶ在宅医療①~④)

プライマリケア・セルフメディケーション
一般目標
患者・生活者本位の視点に立ち、来客者からプライマリケア・セルフメディケーション支援に必要な情報を収集し、状況の評価、支援策の提案を実践する方法を修得する。
レベル 到達目標
レベル1

セルフメディケーションの必要性を適切に説明できる。

一般用医薬品の定義や含まれる成分・薬効を理解し、その使用法について説明できる。

顧客の要望を的確に把握し、必要とする情報を提供できる。

食品や健康食品と医薬品との相互作用について適切に指導できる。

レベル2

セルフメディケーションのための健康食品を適切に提案できる。

セルフメディケーションのための一般用医薬品を適切に提案できる。

地域住民の健康を保持・増進させるための知識を有し、予防策を提案できる。

疾患の予防のための生活習慣・食生活に関する指導を適切にできる。

来客者に対して、病状に合わせた適切な対応(医師への受診勧奨、緊急対応など)を選択できる。

一般用医薬品等の販売において来客者情報と医薬品情報を収集し、トリアージから適切な医薬品等の選択・提案、情報提供等を行うことができる。

レベル3

地域住民に対し医薬品の適正使用について啓発活動ができる。

セルフメディケーションの概念を理解し、多職種と協働し地域住民のプライマリケアをトータルにサポートできる。

レベル Mobile Seminar 対応
レベル1

コミュニケーションシリーズ(禁煙支援のための理論とテクニック①~⑤)

OTCシリーズ(OTC医薬品の情報収集①②、OTC薬とは①②、OTC医薬品に関する法規と販売時の注意点、OTC医薬品販売時の情報提供と記録)

レベル2

OTCシリーズ(点眼薬、外用消炎鎮痛薬、皮膚病薬(湿疹・ドライスキン) 、皮膚病薬(水虫・膣カンジダ) 、漢方薬、便秘薬 、整腸薬・止瀉薬、解熱鎮痛薬、肛門周囲炎、介護用品・衛生用品、医療機器、口内炎治療薬、乗り物酔い予防薬、睡眠改善薬、月経前症候群治療薬、総合感冒薬①②、生活習慣病薬、鼻炎用薬 、鎮咳去痰薬 、泌尿器用薬、胃腸薬)

レベル3

準備中

地域保健活動
一般目標
患者・生活者本位の視点に立ち、地域住民が健康的な日常生活を送るために、公衆衛生、啓発活動、災害時活動、地域におけるチーム医療に貢献するための実践方法を修得する。
レベル 到達目標
レベル1

飲酒と喫煙が健康に及ぼす影響について説明できる。

日用品に含まれる化学物質の暴露や誤飲・誤食による中毒について、初期対応として助言できる。

レベル2

認知症の疑いがある来客者を発見した際に、適切な対応( かかりつけ医や医療機関への受診勧奨、適切な対応先の紹介)を判断し、実践できる。

地域包括ケアシステム及び地域包括支援センターの役割を地域住民の目線でわかりやすく説明できる。

レベル3

喫煙による健康被害を理解し、必要な患者に適切に禁煙指導ができる。

薬物乱用に関する専門的な知識を有し、学校や地域での啓発活動や相談対応が出来る。

災害時の薬剤師の役割を理解し、行動できる。

薬局利用者から健康の保持・増進に関する相談等を受けた際,適切な職種・機関へ紹介することができる。

地域包括ケアシステムの中で各職種・機関と連携した対応を行うことができる。

地域住民に対し医薬品の適正使用について啓発活動ができる。

レベル Mobile Seminar 対応
レベル1

コミュニケーションシリーズ(禁煙支援のための理論とテクニック①~⑤)

レベル2

薬学基礎シリーズ(セルフケア①~④)

認知症シリーズ(認知症の新しい施策について、新オレンジプランについて、地域包括ケアと薬剤師、認知症とかかりつけ薬剤師、健康寿命の延伸とフレイルを知り、介護サービスを知る、アルツハイマー型認知症における治療薬の知識&認知症と漢方薬、BPSDの対応と認知症ケア、認知症予防と進行遅延&若年性認知症を知る、超認知症時代に対応する薬剤師の役割について①~③、認知症①~④、レビー小体型認知症①~⑨、アルツハイマー病①~⑥、その他の認知症性疾患)

レベル3

薬学基礎シリーズ(災害医療①~⑤)

リスクマネジメント

一般目標
患者・生活者本位の視点に立ち、国民に安心・安全な医療を提供するために、医療事故防止対策、発生時の適切な対処、リスク管理の方法を修得する。
レベル 到達目標
レベル1

薬剤師が取り組む医療安全対策の意義を理解し、医療安全管理指針や業務手順に従い、安全性を確保した業務を行う事ができる。

医療過誤(事故)発見時には適切に関係各所に必要な報告を行う事ができる。

レベル2

医療安全に関する重要な情報を収集できる。

ヒューマンエラーおよびメカニカルエラーが不可避であることを認識し、それぞれの危険性について列挙できる。

医療過誤・事故に関する知識を有し、医療安全管理指針や業務手順書に従い、医療過誤・事故発生時には適切な対応を行う事ができる。

レベル3

医療過誤(事故)報告を分析・評価、原因解明を行う事ができる。

発生防止対策の提案、現場に即した医療事故防止のための業務手順書を作成できる。

医療過誤・事故発生時に、メンタル面のフォローを含め患者・医療過誤(事故)を起こした人の双方に適切に対応できる。

レベル Mobile Seminar 対応
レベル1

薬学基礎シリーズ(医療安全の原点①~③、WHO患者安全の考え方①~③)

レベル2

準備中

レベル3

準備中

法規・制度

一般目標
患者・生活者本位の視点に立ち、薬剤師としての社会的責務を果たすために、薬剤師を取り巻く法規・制度を理解し修得する。
レベル 到達目標
レベル1

薬剤師としての責務を遂行するため、関連法律・制度について理解し、遂行できる。

麻薬及び向精神薬取締法、覚せい剤取締法等に基づき、適切な取扱い・管理が実践できる。

個人情報保護法について説明できる。

レベル2

介護保険法の重要項目について説明できる。

薬剤師の基本的責任を逸脱した場合の罰則法律を説明できる。

調剤過誤発生時の法律的責任について説明できる。

処方せん偽造者および薬剤師の問われる可能性がある責任について具体的法律を説明できる。

レベル3

薬事関連法規に基づき相談に対応できる。

医療法・医師法などの関連法規を説明できる。

社会保障制度・医療保険制度を説明できる。

医療提供体制の歴史的な変遷のなかで求められる薬剤師の職能と法制度について、議論することができる。

レベル Mobile Seminar 対応
レベル1

法律シリーズ(個人情報保護の基礎)

レベル2

法律シリーズ(調剤過誤時の法的責任、薬剤師の情報提供及び指導義務、調剤過誤時の対応の基礎)

レベル3

準備中