2.研修の種類と特徴
集合研修
集合研修としてワークショップおよびセミナーを提供しています。
(1)ワークショップ
本研修センターでは参加者全員が自ら考え学ぶことから成長を促せるようワークショップによる参加型研修を開催しています。毎年、医師と薬剤師が指導する高齢者薬物治療に関する症例検討会をWS-Ⅰ・Ⅲ(年1回)、Ⅳ(年2回)として年4回開催しています。さらに薬剤師が指導するEBM勉強会を5回シリーズで開催しています。
(2)セミナー
疾病に関する基本的な知識の修得を目指して、年度ごとにテーマを決め、4~5回のシリーズで開催しています。講師は医師と薬剤師に依頼しています。医師は「治療」として疫学、病態、診断から治療までを、薬剤師は「薬物療法と薬学的管理」として薬物療法と薬剤選択のポイント、服薬指導に役立つ薬剤基礎知識、服薬指導のポイント、副作用のアセスメントと対処法、介入事例を講演しています。(2017年度:生活習慣病、2018年度:がん、2019年度:精神疾患)
Mobile Seminarによる研修
PC、タブレット、スマートフォンより受講が可能で、薬剤師が自身に必要な課題を選択し、時間や場所を選ばずいつでもどこでも学習できるシステムです。本研修センターではMobile Seminarの位置づけを、単なる自己学習にとどめず、学習効果の高い参加型ワークショップに必要な知識の事前学習と復習に利用出来るよう、カリキュラムを組んでいます。さらにワークショップおよびセミナーで取り挙げていない、国民の健康づくりに役立てるようなセルフメディケーション支援、在宅医療、コミュニケーションなど幅広い領域の研修を提供しています。